いわきのロケ地巡る 企業出先拠点などに勤務 社員対象ツアー 3カ所で魅力体感

三和町の一本山毛欅石を見学する参加者

 福島県いわき市内にある企業の出先拠点などに勤務する社員を対象にした市内を巡るモニターツアーは2月28日、三和町の一本山毛欅石(いっぽんぶないし)、添野町のヘレナ国際カントリー倶楽部、小名浜のいわき・ら・ら・ミュウの3カ所で行われた。参加者は、市内に点在する映画やミュージックビデオのロケ地を見学し、いわきの魅力を体感した。

 福島県いわき地方振興局の「いわきの強みを活かした持続可能な地域づくり事業」の一環。市内に勤務する人に、いわき市の魅力を理解してもらい、口コミや交流サイト(SNS)で県外に広く発信してもらうのが狙い。今年度12回目で、今年度最後のツアーとなった。

 東北電力と東北電力ネットワークの社員計7人が参加した。いわきフィルムコミッション協議会の酒井正和さんがガイドを務めた。

 今回は「いわきのロケ地を巡る」がテーマ。参加者は最初に三和町の一本山毛欅石を見学し、酒井さんからの説明を聞きながら、実際に映画などのロケ地となった場所を見学した。次にヘレナ国際カントリー倶楽部を訪れた。代表の高橋大吾さんの案内で施設内に点在するロケ現場を見学したほか、ロケ地を提供する目的や難しさなどに聞いた。その後、いわき・ら・ら・ミュウに移動し、テレビ番組のロケ地となった現場を見学した。

 参加した東北電力ネットワークの先崎修さん(54)は「いわきに長く暮らしているが新発見ばかりでした。いわきが誇る魅力として伝えていきたい」と語った。

(いわき版)

ヘレナ国際カントリー倶楽部で昼食を楽しむ参加者

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