ヴァル研が佐賀・武雄市の人流データプラットフォーム開発を支援、観光客の増加に対応

ヴァル研究所は、佐賀県武雄市が行う人流データを活用した観光客の回遊性促進と、災害シミュレーションなどへの取り組みに参画し、武雄市独自の人流データプラットフォーム(人流データ基盤)の開発を支援した。

武雄市における人流データ基盤の活用イメージ

地域の課題解決へ

武雄市では、2022年9月に西九州新幹線が開通してから、国内外の観光客が増加するとともに新型コロナ禍以降の宿泊施設や観光スポットなどの状況も変化している。

こういった現状を受けて、人気観光スポットの混雑や渋滞が懸念されていたことから、人流データ基盤を開発して人流データを把握することで混雑状況などを可視化するとともに、デジタルサイネージなどへの観光案内コンテンツの提供によって、観光客の回遊性を高められるかを検証することとなった。

さらに、人流データ基盤は観光地の混雑対策だけではなく、観光客などの人流の増減を考慮した災害シミュレーションなどへの活用も可能なため、今後は交通など地域の課題解決にも役立つようになる。

今回の武雄市における取り組みは、複数の企業が提供するサービスを連携させて一つのシステム群を開発するコンソーシアム形式であり、ヴァル研究所は企画進行を担当するとともに、経路検索サービスのパイオニアとして培ってきたノウハウを活かして、移動検索の技術提供を行った。

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