3月に再開される北中米ワールドカップのアジア2次予選。北朝鮮代表との連戦(3月21日、26日)に臨む日本代表はどんな戦いを見せてくれるのか。元Jリーガーの鄭大世氏は「日本代表の注目ポイント」として挙げたのがトップ下だった。
「注目はトップ下ですね。僕(が監督)なら南野選手をトップ下で使って、久保選手を右で起用したい」
南野について「ボックス内で落ち着いていて、その才能がさらに開花した感じ」という鄭大世氏は、日本のフォーメーションにも言及した。
「北朝鮮はきっと5-4-1システムで守ってくる。ならば、3バックシステムも考えておいた方がいいです。ミラーゲームにして相手が守りやすくなるようなら、穴をあけるために4-2-3-1システムにして前ふたりを残してサイドからのクロスで崩す戦い方になりますかね」
いずれにしても、鄭大世氏は「オプションを持ちたい」と提言する。
「4-3-3システムにして、アンカーに遠藤選手、インサイドハーフに守田選手と南野選手を置く選択肢もあります。守田選手が(中盤の)どこでもできるのは良いですよね」
北朝鮮がロングボールをバンバン蹴ってくる展開になるなら、鄭大世氏は「遠藤選手と佐野選手にセカンドボールをガンガン拾わせればいいし、板倉選手、冨安選手、町田選手の3バックにして跳ね返してもいい」ともコメントしている。
確かに、相手のロングボールにあたふたしたイラン戦(アジアカップ)の敗戦を教訓にすれば、4-2-3-1システムにこだわらず3バックを採用してもいいだろう。
構成●サッカーダイジェストTV編集部