『修羅場』経験者は55%超 「別れ話がこじれ女子トイレに逃げ込んだ」「ヤンキー軍団に攻撃された」

修羅場に出くわしたことがある?

吉本興業所属のお笑い芸人・からし蓮根が、水曜にパーソナリティーを務める番組『Clip』(ラジオ関西、月-木午後2時30分~)で、「修羅場に出くわしたことがあるかどうか」について話した。

【関連】失礼な後輩、怒れない派が多数 「怒っていると涙が出そうになる」「夜な夜な呪っている」という人も

居酒屋でバイトをしていたころ、客として訪れた社長が酒の席で部下を説教しはじめる場面に遭遇したことがあるという青空。当時について、「張り詰める空気のなかでお酒を持っていかなければならなかったため気まずかった」と振り返った。

さらに青空は、吉本の大先輩である間寛平とのエピソードも明かした。

「奥さんと一緒にいる寛平師匠に挨拶したことがあって。近くに自販機があったから、(寛平師匠が)奥さんに向かって『(青空に)なんか買うたれ』と言ってくれた」と話し出した青空。奥さんは100円を入れてくれたが、一番安い飲み物でも110円したため、何も買えずにフリーズしてしまったそう。

「(奥さんに)『どうしたの?』と聞かれたけど、気まずい雰囲気で何も言えずに立ってたら、寛平師匠がお金が足りないことに気付いてくれた。『お前(お金が)足りんって言えよ』と言われたけど、あれはマジできつかった」と話す青空だったが、伊織は「何で『足りん』って言わんの?」とあきれ顔だった。

修羅場に遭遇したことがあるという女性リスナー。なんと、別れ話がこじれた友人から「彼氏に追いかけられてこわいから助けにきて」という電話がかかってきたことがあるという。

友人は商業施設のトイレに逃げ込んでおり、鬼のような形相をした彼氏が女子トイレの前で腕を組んで立っていた。女性がトイレの個室まで迎えに行き警察を呼ぶかどうか相談していると、彼氏は大きな声で暴言を吐いたのちに立ち去ったそう。

メールを読み上げた青空は、「この子何したん? 恐ろしい」とつぶやいた。

接客業をしているリスナーは、クレーマーが乗り込んでくるという修羅場に何度か出くわしたことがあるのだそう。ほかの客も大勢いる真っ昼間、「お前のところの商品はどうなってんねん!」と怒鳴る人もいれば、閉店後1人で片付けをしていると閉じかけていたシャッターを開けて「店長おらんのか!」とやってくる人もおり、そのときは命の危機を感じたという。

「そんじょそこらの若者と違い、いくつもの修羅場をくぐり抜けて来ました」という56歳の男性リスナーもいた。20歳のころ、初恋の彼女と飲みに行ってほろ酔いになり、夜の砂浜でいい雰囲気になったリスナー。すると突然、ヤンキー軍団が奇声を上げながら打ち上げ花火で攻撃してきたという。

メールには、「逃げようとしましたが酔っている彼女は立てず、仕方なく背負って必死で逃げました。そのとき、悲劇が……。僕の肩から背中にかけて、彼女が盛大にリバース。それでも僕は必死で走り続けました。まさにあれは修羅場でした」とつづられており、青空は「ウォーキングデッドみたい」と表現した。

「修羅場なんて見たことがあるわけないでしょう! なぜなら女子と接する機会がそもそも少ないのだから」という自虐メールも寄せられたが、全体の意見を集計すると、修羅場に出くわしたことがある人は55.6%、ない人は44.4%となった。

(取材・文=バンク北川 / 放送作家)

※ラジオ関西『Clip水曜日』2024年2月28日放送回より

© 株式会社ラジオ関西