和の光で包まれる白壁の町並み 9日から「倉敷春宵あかり」

倉敷春宵あかりで華やかに照らされた倉敷川河畔=2023年2月18日

 倉敷市美観地区一帯の夜をあんどんなどで彩る「倉敷春宵あかり」(市などの実行委主催)が9日に始まる。歴史が息づく白壁の町を温かみのある“和のあかり”で包み、観光客らをもてなす。31日まで。

 メイン会場の倉敷川沿いは、和傘をランプシェードに見立てた「和傘あかり」を展開し、色とりどりの100基が川面を照らす。観光施設や商店の窓に影絵を映し出す「影絵あかり」は倉敷物語館(同市阿知)、井上家住宅(同市本町)など8カ所で実施する。

 倉敷アイビースクエア(同所)は期間中、風船を模した和柄のつり飾りを初めて設置。週末や祝日は、スープやカクテルを提供する「春宵カフェ」を中庭で開く。

 初日は午後5時半から、今橋でオープニングセレモニーを実施。期間中は毎週土曜午後6時~7時20分に川舟を臨時運航するほか、ちょうちんを手に一帯を巡るイベント(16、17日各午後5時半~8時半)もある。

 点灯は午後5時半~9時。実行委は「写真映えするスポットが随所にある。美観地区一帯を巡って楽しんで」と呼びかけている。

 問い合わせは事務局の倉敷観光コンベンションビューロー(086―421―0224)。

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