本郷産廃処分場訴訟 控訴審始まる 広島高裁

広島県三原市の産業廃棄物処分場の建設をめぐる住民訴訟の控訴審が始まりました。

この裁判は水源の汚染を懸念した三原市と竹原市の住民12人が広島県に本郷処分場の設置許可の取り消しを求めているものです。

一審の広島地裁は住民のうち4人は原告と認められないとする一方、「県の審査には看過しがたい欠落が認められる」などとして広島県に処分場の設置許可を取り消すよう命じ、両者が控訴していました。

5日の裁判で広島県は「調査に欠落はないため、請求を棄却すべき」と主張し、住民側は「生活自体を脅かされることになり、とても許されない」と述べました。

次回の裁判は5月24日を予定しています。

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