「クロップの下での日々が...」復活した南野拓実のキャリアに海外メディアが賛辞!「活躍を続けるミナミノの物語はプロの複雑さを思い起こさせる」

キャリアを通じて満足のいく結果ばかりのプロサッカー選手はいない。大切なのは、経験したことを生かして成長につなげていくことだ。

モナコの南野拓実は今季、リーグ・アンで21試合出場の6得点、5アシストと活躍している。だが、加入1年目の昨季は1ゴールしかあげられず、批判を浴びせられた。夏の補強で期待を背に加入しただけに、厳しい評価が少なくなかったのは記憶に新しい。

南野がモナコに移籍したのは、前所属のリバプールで出場機会に恵まれなかったからだ。ラストシーズンはリーグカップとFAカップでチーム得点王となり、クラブの2冠達成に貢献した。だが、決勝はいずれも出場していない。そしてプレミアリーグやチャンピオンズ・リーグではほとんどスタメンに名を連ねることがなかった。

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そんな南野がフランスでの難しい一年を経て再びスポットライトを当てられていることに、香港の『BNN Breaking』は3月4日、「モナコで活躍を続けるミナミノの物語は、プロサッカーの複雑さを思い起こさせる」と報じた。

「先発出場だけでなく、チームへのインパクトや姿勢によって成功したかが評価される世界だ。リバプールでのユルゲン・クロップの下での日々が、単に彼を選手として向上させただけでなく、ピッチ内外で強力な存在としたことは明らかだ。この忍耐やプロとしての成長の物語は、世界有数の名門クラブにおけるアスリートの旅路の消せない足跡を強調している」

クロップという世界的名将の薫陶を受けたリバプールという世界的名門での時間は、南野のキャリアにとって確かな糧となっているはずだ。モナコでどこまで飛躍できるか、注目したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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