県消防学校移転など質疑 2月定例県議会 一般質問

2月定例県議会の一般質問が5日行われ、4人の議員が質問しました。

日本維新の会の山田洋平議員は、生駒市の高山地区第2工区の事業の発展に向けた、県の組織体制について聞きました。

山下知事

「新たな産業創出のポテンシャルが高い地区と考えております。今後生駒市における事業の進捗状況等を踏まえ、県の組織体制も含め適切に対応していく所存でございます。」

続いて、自由民主党・無所属の会の西川均議員が、県消防学校移転計画について、移転先の旧高田東高校は浸水想定区域であると指摘し、「五條市の広域防災拠点とあわせて整備する方が適切ではないか」として知事の考えを質しました。山下知事は「浸水対策が行われている」としたうえで、次のように答えました。

山下知事

「五條市の県有地へ移転する場合には、全体スケジュールや整備費用につきまして不明確な点も多く、旧高田東高等学校の方が早期かつ、確実な移転整備を実現できると考えております。加えて消防学校を利用する消防職員や、消防団員のアクセスを考えますと、五條市の県有地よりも旧高田東高等学校の方がはるかに利便性が高いと考えております。」

また、移転場所の選定では旧高田東高校のほか、旧奈良高校などあわせて5カ所の県有地から検討したと明らかにしました。このほか日本維新の会の清田典章議員、日本共産党の山村幸穂議員が質問しました。県議会は3月6日も一般質問が行われます。

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