日鉄呉地区跡地(呉市) 木原防衛大臣「新たな防衛拠点を」 

去年9月に全面閉鎖した日本製鉄瀬戸内製鉄所呉地区の跡地に木原防衛大臣が会見で新たな防衛拠点を整備したいという考えを示しました。

木原稔防衛大臣「防衛力の抜本的強化のため、速やかに呉地区における新たな拠点整備を行いたい」

防衛省は日鉄呉地区の跡地に「多機能な複合防衛拠点」を新たに整備したいという考えを示しました。

県や呉市によりますと4日に防衛省から4者での協議を要望する申し入れがあったということです。

県は跡地活用策の選択肢の一つとして「今後、丁寧に話を聞いていきたい」としています。

呉市内の経営者はー

山陽興産 河合修孝社長「呉市のいろんな会社が撤退する中で呉市とかぼくらの子どもの世代にとってすごい明るいニュースだなと」

一方で街ではこんな声も…

80代「(国が買ったら)ますます軍艦の街になる気がする。自由にされる気がする」

70代「防衛施設で呉の街は潤うかもしれないが、戦争がいつ起きるかわからない。子孫を思うのであれば絶対にやめたほうがいい」

呉市によりますと防衛省は11日に市議会を訪れ、午後1時からの協議会で活用策について説明するということです。

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