家康公が後押し 日本平ロープウェイ51年ぶりに年間利用者数が最多「魅力ある観光地目指したい」=静岡市

静岡市の日本平山頂と久能山東照宮を結ぶ日本平ロープウェイでは、2024年3月5日、51年ぶりに年間の延べ利用者数が過去最多を更新し、セレモニーが開かれました。

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記録更新となる83万2969人目の乗客となったのは、愛知県から来た近藤元春さんです。日本平ロープウェイの日本平駅で行われたセレモニーでは、花束や記念品が手渡されました。

<近藤元春さん>
「運よく(記録のタイミングで)来られてうれしかった。いまちょっと(旅行めぐる)事情が良くなって、細心の注意を払いながらですけど、参拝できて嬉しいのと、おめでとうございます」

日本平ロープウェイを運営する静岡鉄道によりますと、年間の延べ利用者の最多は1972年度に記録した83万2968人。2023年度、51年ぶりに過去最多を更新したということです。

<坂口将也記者>
「ロープウェイの乗車人数の背景には、家康公ブームが後押しとなっています。こちらの駅の中には、家康公に関わる展示もされているんです」

2023年、松本潤さん主演の徳川家康公の生涯を描いた大河ドラマが放送されたこともあり、静岡県外からの観光客が大幅に増えたのも記録更新の一因だということです。

<静岡鉄道 日本平ロープウェイ営業所 内田浩一郎所長>
「これを一過性にとどめることなく、さらに魅力ある観光地への高みを目指して様々なことにチャレンジしていきたい」

日本平ロープウェイは最多更新を記念して、3月20日から24日まで来場者プレゼントなどのキャンペーンを実施する予定です。

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