県内から「女子短大なくなる」…上田女子短期大学は来年春“男女共学化” 多様な人材獲得へ

長野県上田市の上田女子短期大学が来年春から男女共学化することになりました。共学化が進みこれで県内では女子短大がなくなります。

上田女子短大は51年前の1973年に設立され、現在、幼児教育学科と総合文化学科を設けています。

少子化が進むなか、2017年度には定員を230人から180人に減らしましたが、定員割れの傾向が続いていました。

2025年4月から男女共学化し名前を「上田短期大学」とする予定で、小池明学長は「男女を問わず多様な人材を受け入れ、活性化させたい」と話しました。

上田女子短期大学・小池明学長:
「本学自身に多様性が不可欠だと。男女を問わないさまざまな年齢層に広げることが社会的な要請に応えることになる」

県内には2022年度、4つの女子短大がありました。飯田市の飯田女子短大が2023年春から共学となり、長野市の長野女子短大は4月から共学となります。

また、2025年春には、清泉女学院大・短大も共学となる予定で、上田女子短大も含めこれで県内から女子短大がなくなります。

© 株式会社長野放送