3年間利用した駅で卒業セレモニー 錦川清流線錦町駅

岩国高校広瀬分校は来年度末での閉校が決まっています。

卒業生たちを通学に使っていた錦川清流線の駅で祝う特別なセレモニーが開かれました。

今月1日、学校での卒業式を終えた岩国高校広瀬分校の卒業生4人が、錦町駅に招かれました。

4人のうち2人が3年間の通学で錦川清流線を利用していたことから、沿線住民でつくる団体と錦川鉄道が共同で列車内での卒業セレモニーを企画したものです。

卒業生には、キーホルダーやぬいぐるみなどの錦川鉄道オリジナルグッズがプレゼントされたほか、列車内が一丸となった錦町伝統の「エール」が送られました。

(エール)

「ゴーゴーレッツゴー…」

(卒業生)

「とても思い出に残るものでした。錦町に帰ってくるときは、この錦川鉄道を使って帰ってきたい」

人口減少が急速に進む錦町。

広瀬分校は来年度末での閉校が決まり、錦川清流線も今後のあり方が検討されています。

錦川鉄道は、「今後も、様々な地域貢献活動を続けていきたい」としています。

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