ミャンマー再びASEAN会合に 代表派遣、軍政歩み寄り

ラオス・ルアンプラバンで開かれたASEAN国防相会議に出席したミャンマーの代表=5日(共同)

 【ルアンプラバン共同】ミャンマー軍事政権が5日、ラオス北部ルアンプラバンで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)国防相会議に代表を出席させた。国防相会議への出席は約2年ぶり。1月の外相会議に続く代表派遣で、2021年2月のクーデター以降関係が冷え込んでいたASEANに歩み寄る姿勢を改めて鮮明にした。

 ASEAN外交筋によると、出席したのはミャンマー国防省の局長級。軍政が任命した閣僚ではないが、元国軍大佐とみられる。ASEANが拒否する軍政の直接的な当事者の派遣は避けながらも、軍政に近い人選で接近した。

 複数の出席者によると、会議では南シナ海問題を含む地域の安全保障などを議論した。

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