第96回選抜高校野球大会(18日開幕・甲子園)に出場する報徳(兵庫)の選抜旗授与式・壮行会が5日、明石市内であった。選手20人と記録員、大角健二監督らが出席し準優勝だった前回を上回る優勝を目指すと誓った。
兵庫県高校野球連盟の主催。報徳は昨年、高い投手力と堅守を武器に秋季兵庫県大会を2連覇。続く近畿大会では8強に入り、23度目の春の甲子園行きを決めた。
壮行会で県高野連の高橋滋理事長は、今大会から低反発の新基準バットが採用されることに触れ、「投手中心の守りからリズムをつくる報徳野球には台風並みの追い風だ」とエールを送った。
報徳は前日4日にベンチ入りメンバーを発表。大角監督は「(登録外も含めた全部員)92人で全力を尽くす」と意気込んだ。間木歩主将は「去年成し遂げることができなかった全国制覇を胸に、一戦必勝で頑張りたい」と力強く語った。(初鹿野俊)