今夏でのナポリ退団が噂されるオシムヘンにマンUが関心か…PSGとの争奪戦も?

ナポリに所属するナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンに、パリ・サンジェルマン(PSG)とマンチェスター・ユナイテッドが関心を示しているようだ。4日、イギリスメディア『independent』が報じている。

現在25歳のオシムヘンは、2020年9月にナポリのクラブ史上最高額となる移籍金7500万ユーロ(約122億円)でリールから加入。2022-23シーズンはセリエAで26ゴールを挙げて得点王に輝き、ナポリの33年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献した。今シーズンは負傷やアフリカ・ネーションズカップ参加の影響、そしてチーム自体が不振に喘ぐなか、公式戦22試合の出場で13ゴール4アシストを記録しており、チームの中心選手として活躍を続けている。

そんなオシムヘンは昨年12月にナポリとの契約を1年延長して2026年6月30日までとなる新契約を締結。それでも、この契約更新時には1億2000万〜1億3000万ユーロ(約195〜211億円)の契約解除条項が設定されたことが伝えられており、今夏でのナポリ退団が噂されている。

そんななか、今回の報道によると、オシムヘンにPSGとマンチェスター・ユナイテッドが関心を示しているようだ。PSGに関しては、チームの絶対的エースであるフランス代表FWキリアン・エンバペの今夏での退団が濃厚となっており、その代役としてオシムヘンをリストアップしている模様。PSGの上層部たちは、クラブの下部組織をベースにした新しいプロジェクトを計画しているものの、新プロジェクトをスタートさせるためには一定の影響力をもった選手が必要であると考えており、その候補としてオシムヘンの獲得を検討しているようだ。

マンチェスター・ユナイテッドに関しては、ジム・ラトクリフ氏が会長を務める化学企業『INEOS(イネオス)』が同クラブの株式を25パーセント取得したことにより、チーム強化に向け、改革を進めることが報じられている。そのなかで、オシムヘンは25歳という年齢でハイパフォーマンスを披露していることが高く評価されており、今夏での獲得の可能性が指摘されている。

また、同メディアはマンチェスター・ユナイテッドやPSGの他に、チェルシーやアーセナルがオシムヘンに関心を示していると報じており、争奪戦が予想されている。

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