【ふるさと納税】を大活用♡のはずが「う、嘘でしょ!?」 → 確定申告でトホホな結末が──!

<物価高>や<増税>で、何とも生活しづらい世の中になった今。
「少しでもお得に!」と節約に取り組んでいる人も多いですよね。でも、使い方を誤ると、逆に損してしまうことも……。
筆者の知人から聞いた、がっくりエピソードをどうぞ。

子育てが一段落したので在宅ワークを始めた

私は、最近フリーランスとして働き始めたばかりの主婦。

今までは専業主婦として、育児に家事に奮闘していました。
しかし、もう息子も成人に。

夫の稼ぎでも十分暮らせるものの
「気にせず自由に使えるお金がほしい」
と思った私は働くことを決意!

とはいえ、もう50歳近い私を雇ってくれるような職場にはなかなか巡り合えず。

体が弱いこともあり、自分のペースで働ける仕事を探すことに。

その結果、今流行りのフリーランスとして、在宅ワークを始めることにしました。

仕事が軌道に乗り、ガッツリ稼げるように!

はじめこそ、なかなか思うように仕事を増やせなかった私。

それでも、毎日コツコツ隙間時間で働くうちに、だんだん依頼が増えていったのです。

大変なときもありますが、その分収入として反映され、取引相手に感謝していただけるのがうれしくて。

夢中でお仕事に没頭する日々。
するといつのまにか、夫の扶養から外れるくらい稼いでいたのです!

節税対策として【ふるさと納税】をフル活用

そうなってくると、やっぱり気になるのが《節税対策》。

そこで、いろいろ調べていくうちに、【ふるさと納税】なるものを見つけたのです。

どうやら自治体に寄付すれば、税金の控除が受けられるうえ、美味しい食材も手に入るよう。

「そんなの一石二鳥じゃん!」
と思った私は、試しに牛肉を注文。

立派な高級和牛が届いて、家族みんなで美味しくいただきました。

「おいしいしお得だわ」
「これで節税対策にもなるって最高!」

味を占めた私は、どんどんふるさと納税の返礼品を注文するように。

たくさんの豪華な食材に、幸せな気持ちでいっぱいでしたが……。

何事もやりすぎは注意! と身にしみて感じた……

いざ確定申告のとき、まさかの展開に!

なんと、ふるさと納税を利用しまくった結果、限度額を超えてしまったのです。

実は、ふるさと納税での控除額は、寄付した金額全てが反映されるわけではなく。

収入に応じて、一定の割合までしか適応されないのです。

限度額などよく調べていなかった私は呆然。
さらに、調べるうちに《超過分は自己負担》であることが発覚!

払いすぎた場合は、ただただその商品を自腹で買っただけになってしまうとのこと。

計算した結果、5万円も自腹になってしまい、ガクッとなりました。

それからは、気をつけて利用するようにしています。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:一瀬あい

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