ideal peco［ライブレポート］たくさんの愛で会場を包んだ1stワンマンライブ

ideal pecoが、3月4日（月）に新宿BLAZEにて、グループ初となるワンマンライブ＜ideal peco 1st Live 『All for ideal 』＞を開催した。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。

デビュー半年を記念した今回のライブ。会場の新宿BLAZEには平日にも関わらず多くのファンが駆けつけ、開演前にはパープル担当・綾瀬ねねの場内アナウンスに大きな声で返事をするなど開演を待ちきれないファンでフロアは大いに賑わいを見せていた。

開演直後、メンバーカラー7色の新衣装に身を包んだメンバーが登場。初披露となる新曲「ぺこもるふぉ～ぜ！」のイントロが流れると会場は一気にヒートアップ。曲中でメンバー全員が客席に“大好きだ！”のフレーズを投げかけるとファンが“オレモ―！”と返し、1曲目にしてステージとフロアに強烈な一体感が生まれた。続く「夢色レシピ」と「アコガレリスト」はこの日のために制作された専用のコネクト（曲間をつなぐ音楽）が使用され、この日に懸ける演出面のこだわりも存分に感じることができた。

自己紹介が終わると、ミントグリーン担当・早海美玖の“初披露するのはこれだけではありません！”の言葉に続いて、スカイブルー担当・夏目綾が“この春からスタートする定期公演曲の中から2曲披露します！”と発表。予告されてなかったサプライズにファンからは歓声が上がり、そのまま定期公演曲「君にRock you!!!」と「Baby Baby」を披露。その後ステージにスモークがかかり幻想的な雰囲気の中「1年に1度だけ主役の恋のストーリー」を歌い上げた。そして立て続けに人気曲「100点の私で会いに行こう」と「ハートハイジャック」をアクト。こちらの2曲はステージに設置されたLEDビジョンにMVが同時に流されメンバーのパフォーマンスに華を添えた。

続くMCではメンバーそれぞれからファンへメッセージを送った。レッド担当・近石日奈は自己紹介では“今日は泣かない！”と宣言していたもののこらえきれず、涙ながらにファンへの愛と感謝を語った。メンバー7人からの熱いメッセージで感動的な雰囲気の中、ホワイト担当・菅谷夏子が“想いを込めて歌います”と言葉を添え「Hope To Live」を歌唱。本編を締めくくった。

メンバーが挨拶をしてステージを降りるとすぐさまアンコールが発生。約5分もの間続いた熱烈な“アイペココール”に促されてメンバーが再登場。この日2回目となる「ぺこもるふぉ～ぜ！」でフロアに再び火を点けると、ブルー担当・吉橋亜理砂が“ここで初出しの情報があります！”と切り出し照明が暗転。LEDビジョンに告知映像が映し出された。その映像で1周年ライブの開催と、その会場がZepp Shinjuku(TOKYO)であることが発表され、会場はこの日1番の大歓声に包まれた。映像が終了してもざわめきが収まらないフロアに向かって、ピンク担当・白星あいりが笑顔で“有給申請してね！”とお願いすると、ファンからは笑い声とともに“絶対（有給）取るよー！”との声が上がった。

嬉しいニュースで会場全体が希望に満ちた空気の中、アンコールのラストでは「100点の私で会いに行こう」をパフォーマンス。メンバーが歌い踊る中、LEDビジョンにはファンが投稿した同曲のTikTok映像が流れるというサプライズ演出。これにはファンの涙腺も一気に崩壊。終演後には“アイペコちゃんと一緒にステージに立てたみたいで嬉しい！”と号泣しながら語る女性ファンもいた。

いくつものサプライズやこの日のための演出など、ファンを喜ばせるためのこだわりを詰め込んだideal pecoと、そんなメンバーたちの力になりたいと懸命に声援を送るファン。たくさんの愛で包まれ多幸感の溢れた80分のワンマンライブだった。