ドイツのテスラ工場が操業停止 放火で停電か、極左が犯行声明

停電で操業を停止したドイツ・ベルリン郊外のテスラ工場=5日(DPA・AP=共同)

 【ベルリン共同】米電気自動車(EV)大手テスラは5日、ベルリン郊外の工場の近くにある送電鉄塔の火災の影響で工場が停電したため、操業を停止した。警察は放火の疑いがあるとして調べている。ドイツメディアが報じた。工場には延焼していない。

 極左組織が同日、工場によって地下水が汚染されているなどとし、工場の操業を「妨害した」とする犯行声明をインターネットで公開した。工場周辺では最近、テスラの工場拡張計画に反対する環境活動家らの抗議行動が行われていた。

 テスラは従業員を避難させた。操業再開の時期は未定としている。

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