コスト削減による『バルサTV』打ち切りから9カ月…バルセロナが新サービス『バルサ・ワン』の開始を発表!

ラ・リーガのバルセロナが、新たなストリーミングチャンネル『バルサ・ワン』を発表した。5日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』などが伝えている。

昨年4月に、クラブ公式TVチャンネル『バルサTV』を運営する企業であるTBSCテレフォニカとの契約を更新しないことを発表し、同番組の放送が終了を迎えたバルセロナ。深刻な財政難により、コスト削減のため1996年から続いていた『バルサTV』の打ち切りに踏み切ったバルセロナだが、5日に実質的な後継プロジェクトとなる『バルサ・ワン』が誕生すると発表した。

同紙によると、『バルサ・ワン』はバルセロナの会員が無料でアクセスできる広告付きのストリーミングチャンネルである模様。『バルサTV』時代に制作されたアーカイブコンテンツ(試合、番組、レポート、歴史的コンテンツなど)に加えて、ライブ番組、記者会見、オリジナル作品など合計1500時間以上の動画を視聴できるという。

また、追加料金を支払うことで広告を免除できるシステムが付帯していると説明しつつ、「バルセロナに世界的な収入を得る新たな方法と、国際的な文脈でバルサ・ブランドを宣伝する機会を提供する」とサービス開始の意図を分析。バルセロナ側の声明では正式な開始日は明記されていないものの、『ムンド・デポルティーボ』は「今後数週間以内」と予想している。

なお、記念すべき最初の独占コンテンツは、同クラブに所属するウルグアイ代表DFロナルド・アラウホのドキュメンタリー『オリジン/アラウホ』で、6日にメディア向けに公開されるようだ。

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