【PFAS】化学工場元従業員の血液から全国平均値の20倍を超える濃度の有機フッ素化合物を検出 静岡市清水区

静岡市の工場周辺の水路で、有機フッ素化合物PFASが検出された問題で、元従業員の血液から平均の20倍を超える濃度が検出されたことがわかりました。

発がん性などが指摘されるPFASを巡っては、静岡市清水区の「三井・ケマーズフロロプロダクツ清水工場」の周辺の水路などから、国の暫定目標値を大幅に超える濃度が検出されています。

工場では、PFASの一種「PFOA」が使用されていました。

工場側はこれを受け、従業員と元従業員の血液を検査し、元従業員から全国平均値の20倍を超える濃度が検出されたということです。

元従業員は当時、PFOAの計量作業担当で、関係者によりますと、マスクと手袋を着けずに作業する人もいたということです。

© 静岡朝日テレビ