なぜ『覚えている夢』と『忘れてしまう夢』があるの?夢を見ない日がある理由も

覚えている夢と忘れてしまう夢、なにが違うの?

寝ている間に見る夢は覚えているのに、目が覚めたらどんな夢だったか忘れてしまう。このような経験は、誰でもあるものです。覚えている夢と忘れてしまう夢には、どのような違いがあるのでしょうか?

『覚えている夢』と『忘れてしまう夢』の違い

覚えている夢と忘れてしまう夢の違いは、以下のものがあります。

覚えている夢の特徴

目が覚めたときに夢を覚えている場合は、以下の特徴があります。

  • 目覚める直前が、レム睡眠だった
  • 日中に受けた刺激を、鮮明に覚えていた
  • 不安やストレスをため込んでいる
  • 夢の中から、ひらめきや日常生活ので直面している困難出来事を解決するための、手がかりを得ようと思っている

夢は、本人が想像するようなことを覆す展開に発展することが多いです。思いがけないヒントが眠っていることがあり、その部分に期待を寄せていると、夢の内容を覚えていることがあります。

また、目が覚める直前レム睡眠だった場合も、夢の内容を覚えていることが多いです。レム睡眠とは浅い眠い時間を指し、眠っているとき眼球が動いているのが第三者の目でとらえられる状態のことをいいます。

忘れてしまう夢の特徴

忘れてしまう夢には、以下のような特徴があります。

  • 目が覚める直前、ノンレム睡眠だった
  • 精神的に安定しており、ストレスフリーの状態
  • 夢に対して、特別な期待などを持っていない
  • 起きてすぐに活動し、脳が活性化するため

朝起きてなかなか布団から出られず、ぼんやりしている時間が長いと、夢の内容をゆっくりと思い返すことができます。そのため夢を覚えていられるのです。また、精神的に安定している人や、現在ストレスを抱えていない人も、夢を忘れることが多くあります。

目覚める直前がノンレム睡眠だと、深い眠りの状態です。そのため、夢を忘れていることもあります。

夢を見ない日がある理由

夢を見ない理由は、以下の通りです。

  • ぐっすりと深い睡眠が取れている
  • ストレスや気がかりがなく、リラックスしている状態
  • 夢を見なかったことに対して、執着していない
  • 比較的穏やかで、小さなことがあまり気にしない性格など

夢を見ないからといって、不健康だったりなんらかの異常があるというわけではありません。夢を見ない、見ても見たことを忘れている状態は、実生活が充実していて心身に大きな負担がかかっていない状態である可能性が高いのです。

まとめ

見た夢を覚えているときと、忘れてしまうとき、夢そのものを見ないときなど、人間は生きているといろいろな経験をします。自分の現在の生活内容などを振り返し、夢を見るとき、忘れるときの状態と当てはまっていないか確認してみてください。

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