「“ピープルズ・チャンピオン”の座が永遠に続くと思うな」コーディ・ローデス&セス・ロリンズがレッスルマニアでザ・ロック&ローマン・レインズ戦へ!

日本時間5日、ABEMAにて『WWE RAW』が放送。コーディ・ローデス&セス・ロリンズがブラッドラインに立ち向かう覚悟を決めた。

現在のWWEは、ザ・ロックの復帰によって大きく揺れている。
ロイヤルランブルを制したコーディ・ローデスは、ロックにローマン・レインズの持つユニバーサル王座への挑戦権を譲渡。この展開に対して世界中のファンがブチ切れると、絶大な支持を得たコーディは譲渡を撤回して改めてレインズへの挑戦を主張。これをトリプルHも認めたため、この“ロック騒動”は収束したかに思われた。

しかし、世界中のファンを敵に回したロックは“悪のオーナー”を感じさせる大ヒールへ転身。“血の絆”を以てレインズ率いる【ザ・ブラッドライン】に加入し、WWEをアノアイ一族で占領しようとしている。

そして、今月2日放送のSMACKDOWNでは、ロックが「WWE史上最大のタッグマッチをやってやる」として、レッスルマニア初日にザ・ロック&ローマン・レインズvsコーディ・ローデス&セス・ロリンズの試合を行うことを宣言。
この試合でコーディ&ロリンズが勝った場合は、レッスルマニア2日目の王座戦にブラッドラインが一切介入しないことを約束。逆に、ロック&レインズが勝った場合は王座戦がなんでもアリの“ブラッドラインルール”で行われることを提案。コーディ&ロリンズへ次週の放送までに答えを出すことを迫った。

この日のオープニングに登場したコーディは、自身とのシングルマッチを拒んだ上でタッグマッチを提案してきたロックを煽り倒した後に“友人”であるセス・ロリンズをリングに呼び込む。

コーディは「ブラッドライン相手に俺の背中を守ってくれると行ったな。俺が顔面をひっぱたかれたときもヒザの負傷を気にせず近くにいてくれた。一緒に突き進んでいこうと言ってくれた。俺はレッスルマニアに出場する気は無かった。あの馬鹿げたパワポのプレゼンを見るまではな。そこで決めたんだ。言ったことを守ろうと。ロイヤルランブルで優勝した俺の権利だ。そしてお前はローマン以外に唯一俺を倒した男、ドリュー・マッキンタイアと闘わなきゃいけない。だから皆の前で直接言われてくれ。ロックとローマン・レインズを相手にレスラーにとってのラシュモア山で、お前がドリュー戦に集中して俺の背中を守っている余裕がなくても文句はない」とロリンズと気遣う。

これを受けたロリンズは「逃げ道をくれたことはありがたいが、ドリュー戦は心配するな。自分たちのことより対峙なことがある、ブラッドラインの始末こそが何よりも大事なことなんだよ!これはおまえだけの“物語”じゃない。俺の“物語”でもある。10年前、ローマン・レインズと俺は一緒にデビューして頂点を目指したんだ。頂点に立って皆に恩返しがしたかった。ローマン・レインズは力を独占しようとしたんだ。ロックがブラッドラインに入った今、あとちょっとでローマン・レインズは絶対権力を手にする。ロックなんてどうでもいいよな?」と使命を叫ぶ。

観衆が「ロックはクソ!」のチャントで応えると、ロリンズは「ああそうだ。ロックはクソだ。長い間“ロック”としても活動してないしな。もう“ピープルズ・チャンピオン”ですらない。だからロックの新しい呼び名を考えていたんだ。下痢ピー・ドウェインなんてどうだ?アイツが吐く言葉には一貫性がない。赤ん坊のソフトうんちくらいにな?」とニヤリ。
改めてロックへの宣戦布告を行った上で「今朝、負傷離脱が解除されたんだ。帰ってきたぜ!準備万端だ!だから今週のSMACKDOWNでブラッドラインに物申す!」と完全復帰宣言。

そしてロリンズが「コーディ、1つ教えてくれ。お前の背中は俺が守ると何度も言ってきた。俺が知りたいのは、俺の背中を守ってくれるのか?」と問う。

コーディは「ロック、常に全てを与え続けられてきたお前には分かるまい。最後に苦労したのは7ドル握りしめて努力したデビュー当時だろう。“ピープルズ・チャンピオン”の座が永遠に続くと思うな。今週のSMACKDOWNにセス“フリーキン”ロリンズと出向く。ローマン・レインズ、ポール・ヘイマン、ブラッドライン全員を始末するために立ち上がる。偉大なるテキサス州でな」とロリンズの思いに応えてガッチリ握手。

レッスルマニア初日に超ビッグカードが実現することは間違いなさそうだ。

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