JICAエッセイコンテストの最優秀に兼頭さん(松山東高2年) 仲間信じ未来変える マレーシアで森林保全研修 開発と植林 「矛盾」に学ぶ

JICAの国際協力中学生・高校生エッセイコンテストで最優秀賞を受賞した兼頭さん

 国際協力機構(JICA)が主催する「国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト2023」で、愛媛県立松山東高校2年兼頭玄さん(16)が最優秀賞のJICA理事長賞に輝いた。海外での森林保全研修などを通し、仲間と未来を信じて行動を続ける重要性を訴えた内容が評価され「多くの人に自分の思いが伝わった」と喜んでいる。

 今年2月中旬に東京であった表彰式で、代表スピーチを務めた兼頭さん。将来は国際機関で環境や貧困などの課題解決を目指したいといい「今後も環境活動などを続け、仲間の輪を広げたい」と決意を新たにしている。

 同コンテストでは兼頭さん以外にも、JICA四国センター所長賞を松山中央高1年の冨岡幹太さん、八幡浜市愛宕中3年の井上紗良さんが受賞。特別学校賞に松山中央高校、学校賞に松山市南第二中学校が選ばれた。

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