東日本大震災に加え、今年は能登半島地震も対象に 11回目を迎えるチャリティーライブ「この小さな手で何ができる」

 チャリティーライブ「この小さな手で何ができるパートⅪ」が、3月9日(土)午後0時半から5時半まで、ニューメディアプラザ山口(山口市熊野町1)で開かれる。主催は同実行委員会。

 

 この催しは、東日本大震災の発生(2011年3月11日)から1カ月もたっていない4月2日に、山口県内在住ミュージシャンたちが「現地を支援しよう」と発起して初開催。翌年以降も、「あの悲惨な出来事を、けっして風化させてはならない」との思いで、毎年この時期に続けられてきた。コロナ禍のため、2020年から2022年までは中止されたが、昨年4年ぶりに再開。そして今年は、元日に発生した能登半島地震の被災者にもエールを送ろうと「東日本大震災・能登半島地震チャリティーライブ」と銘打たれた。

 

 出演するのは、次のグループ。(順不同)

 

  • 維新太鼓(陸上自衛隊山口駐屯地和太鼓チーム)
  • 源之助with郁夫(フュージョン・美祢市)
  • singerエルザ(ゴスペル・宇部市)
  • 猫バスバンド(フォーク・山口市)
  • Pastime trio(ジャズ・山口市)
  • ほおずき(さだまさしカバー・山口市)
  • プチシュー(フルートアンサンブル・山陽小野田市)
  • リリック(ポップス・山口市)
  • 鹿野苑withDr.Hara(フォークロック・山口市)

司会は、会の趣旨に賛同したフリーアナウンサーのスペース佐藤さんが務め、日本赤十字社山口県支部による支援活動報告もされる。

 

 同会ではこれまでの10回で、計85万2697円の浄財を被災地に届けてきた。「月日の経つのは早いもので、あの東日本大震災からもう13年が過ぎ、最近では話題にされることも少なくなった。インフラ整備や産業振興など被災地の復興は日々進んでいるものの、いまだ長い道のりが必要とされている。また、今年は能登半島地震被災者の方々にもエールをと、『東日本大震災・能登半島地震チャリティーライブ』と位置づけ、関係者一同、これまで以上に祈りの心を込めて取り組んでいる。ぜひご参加を」と、実行委員会代表の辻田昌次さんは来場を呼びかけている。

 

入場は無料で、会場内には募金箱が設置。寄せられた浄財は、すべて赤十字に寄付される。問い合わせは、辻田さん(TEL090-4893-4225)へ。

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