大分市の大在小で「旅立ちの会」 4月から児童の半数が新設の大在東小へ【大分県】

新年度の最高学年に向けて決意を述べる5年の代表児童=大分市横田

 【大分】大分市の大在小で1日、大在東小の開校と6年生の卒業を前に「旅立ちの会」があった。大在小での思い出を振り返り、4月からの新生活にエールを送り合おうと5、6年生の運営委員会を中心に準備を進めてきた。

 大在東小は大在地区の人口増加を受けて地区内3校目の小学校として新設。新年度、大在小から約半数の児童が移るという。

 会では全校児童約1050人を前に、一人一人の手形で葉を表現した大木の壁画を披露。みんなの手が合わさって大きな力になるという思いを込めたという。

 児童会長の清原凪咲(なぎさ)さん(12)=6年=が「千人で過ごせる学校生活も残りわずか。一日一日を大事に楽しく過ごしましょう」とあいさつ。各学年の代表児童が運動会や修学旅行など1年間の思い出を発表。同校の歴史や学校生活を写真や映像で振り返り、「初代校長の名字は?」といった選択クイズで盛り上がった。

 5年生を代表して、大在小に残る萱島尚哉君(11)が「最高学年として低学年を引っ張れる6年生になる」、大在東小に移る岩崎ことねさん(11)が「みんなの手本になれるように頑張る」と決意を述べた。

 全校生での校歌斉唱はこの日が最後。体育館に元気な歌声が響き渡った。

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