再送-ロシア高官「核戦争寸前に」、仏大統領のウクライナ派兵発言批判

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[モスクワ 5日 ロイター] - ロシアのナルイシキン対外情報局長官は、ウクライナに北大西洋条約機構(NATO)の部隊を派兵する可能性に言及したマクロン仏大統領の発言について、世界を核戦争寸前の状態に追いやるものだと述べた。複数のロシア通信社が5日、ナルイシキン氏が国内テレビとのインタビューで語った発言を伝えた。

マクロン氏は先週、ウクライナに欧州諸国の地上部隊を派遣することについて、現時点で各国間でコンセンサスが得られていないものの、将来的には排除しないとの考えを示した。その後、米国と主要な欧州の同盟国が、ウクライナに地上軍を派遣する計画はないと表明した。

ナルイシキン氏は、「今回は仏大統領がそれに当たるが、欧州指導者の無責任さが浮き彫りになった」と指摘。「こうした発言は極めて危険で、既にわれわれを核戦争寸前まで追いつめている」と述べた。

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