世界の女性国会議員、比率微増 23年特徴は著名政治家辞任

列国議会同盟の本部=5日、スイス・ジュネーブ(共同)

 【ジュネーブ共同】列国議会同盟(IPU)は5日、世界の国会議員で女性が占める割合が今年1月1日時点で26.9%になったとの報告書を発表した。1年前に比べて0.4ポイント増。女性参画に一定の進歩が見られるものの、2023年はニュージーランドのアーダン元首相やフィンランドのマリン前首相ら著名な女性政治家の辞任を特徴付けられたと強調した。

 IPUは23年に改選された52カ国を分析し、女性議員が27.6%を占めた。前回調査に比べて1.4ポイント増えた。キューバは議席の一定数を女性に割り当てる「クオータ制」がないのに女性が55.7%。一方、オマーンの下院では女性がゼロになった。

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