敵地で力の差を見せつけられCL敗退のラツィオ…サッリ監督「2失点目まではチャンスがあったが…」

マウリツィオ・サッリ監督は完敗認める[写真:Getty Images]

ラツィオのマウリツィオ・サッリ監督が、チャンピオンズリーグ(CL)敗退を振り返った。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えている。

ラツィオは5日、敵地で行われたCLラウンド16・2ndレグでバイエルンと対戦。1stレグを1-0で勝利し引き分け以上でベスト8進出が決まる一戦だったが、38分と前半アディショナルタイムに失点を許して一気に状況は逆転。後半も押し込まれる展開が続きさらなる失点を許すと、80分には日本代表MF鎌田大地を投入するも最後まで枠内シュートを放てず、0-3で敗れた。

2戦合計スコア1-3でCLラウンド16敗退となったサッリ監督は敗退を悔やむも、総合的に見れば良い大会になったと強調。来季もCLに出場するため、セリエAに全力を注ぎたいと語っている。

「ここ最近とは違って、真の姿を見せていたバイエルンを相手に前半は良いプレーができていたと思う。試合展開は予想通りのものであり、彼らのようなチームはCLになると力を発揮してくる」

「2失点目を許すまでは試合に残り、リードを奪うチャンスもあったと思う。0-1であれば希望を奪われたとは思わないが、2失点目のせいで非常に失望してロッカールームへ戻ることになった。逆転できるという確信が持てなかったんだ」

「(大会でのラツィオは)当然ポジティブな結果だったと思う。我々のようなチームがこのレベルのトーナメントで、敗北より勝利のほうが多かったのだ。競争力を示しており、それはポジティブだろう」

「残念ながら、我々は(来季も)ここへ出場できるかの瀬戸際にいる。今シーズンはこれまでのところ、セリエAで自分たちの能力を最大限に発揮できていない。そこに集中して這い上がっていきたいと思っている」

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