オスとして飼育されていたライオンの「クレイ」実はメスだった 愛媛から札幌へ行きメスとともに飼育されるも… たてがみの成長見られず検査でメスが判明

愛媛県立とべ動物園で生まれ、その後、札幌の円山動物園でオスとして飼育されていたライオンの「クレイ」が、実はメスだったと動物園が発表しました。

「クレイ」はおととし、とべ動物園で生まれ、オスと判定されたあと、去年10月に札幌の円山動物園に送られました。

生態系などを学んでもらうため、容姿が異なるオスとメスを飼育するという方針のもと、クレイは、メスの「イト」とともに飼育されてきました。

しかし動物園によりますと、1歳半を過ぎてもオスに見られるような明らかなたてがみの成長が見られなかったことなどから、大学に依頼して血液による遺伝子検査を行ったところ、今年1月、クレイは「メス」と判明しました。

メスが2頭になったことから、円山動物園ととべ動物園で調整し、クレイは輸送の負担が少ない暖かい時期にとべ動物園に戻ることになりました。

クレイが戻ってくると、とべ動物園でのライオンの飼育頭数は、オスが3頭、メスが4頭となります。

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