Rソックスに痛手 ジオリトが右ひじ違和感 今季絶望の可能性も

日本時間3月6日、レッドソックスのアレックス・コーラ監督は期待の新戦力ルーカス・ジオリトが右ひじに違和感を抱えていることを明らかにした。米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者は「内側側副靭帯を部分的に損傷し、屈筋を痛めている可能性が高い」と報じており、2024年シーズンを全休する可能性も出てきた。今オフの補強の目玉として2年3850万ドルの契約を結んだジオリト。先発ローテーションの柱となることが期待されていただけに、レッドソックスにとっては大きな痛手となる。

ジオリトが故障者リストに登録された状態でシーズン開幕を迎えることは間違いない。コーラ監督、編成トップのクレイグ・ブレスロー、そしてジオリト自身も今回の故障を「短期間で済むもの」とは考えていないようだ。ジオリトは「極めて残念なことになった。僕はいつも健康を保っていることに誇りを持ってきた。そうするために全力を尽くしてきたんだ。長いあいだ、大きな故障とは無縁だったから本当にガッカリしているよ」とコメント。パッサン記者は今季絶望の可能性を報じているが、レッドソックスは検査結果を評価するプロセスの途中であり、現時点では詳細について言及を避けている。

現在29歳のジオリトはメジャー8年目の昨季、ホワイトソックス、エンゼルス、ガーディアンズの3球団でプレーして8勝15敗、防御率4.88、204奪三振を記録。今年のオープン戦ではすでに2試合に登板しているが、日本時間3月2日のツインズ戦で右ひじに違和感を覚えたようだ。この試合、ジオリトは3回途中まで48球を投げて被安打2(うち被本塁打1)、奪三振1、与四球3、失点4と不安定なピッチングに終始した。

ジオリトの故障により、レッドソックスがジョーダン・モンゴメリー獲得への動きを加速させる可能性も取り沙汰されているが、編成トップのブレスローは20代半ばの若手投手たちの成長に期待を寄せているようだ。今後の補強がないと仮定した場合、唯一の30代であるニック・ピベッタを中心に、ブライアン・ベヨ、カッター・クロフォード、タナー・ハウク、ギャレット・ウィットロック、ジョシュ・ウィンコウスキーといった面々で開幕ローテーションを形成することになりそうだ。

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