荒尾市議が出馬表明 9月の長崎・五島市長選 現職の野口氏は不出馬表明

荒尾正登氏

 長崎県五島市議の荒尾正登氏(62)は5日、任期満了に伴う同市長選(8月25日告示、9月1日投開票)に、無所属で立候補すると表明した。同市長選での出馬表明は初めて。
 荒尾氏は五島市出身。日本大法学部卒。1990年に旧福江市議に初当選。2004年の五島市発足後を含め34年間市議を務め、市議会議長などを歴任した。
 会見した荒尾氏は「市民の声を聞きながら活気あふれる新しい五島市を目指したい。基本は現市政を引き継ぎ、新たな政策を盛り込みたい」とし、農林水産業の振興や子育て支援の充実などに取り組むとした。
 市長選を巡っては現職の野口市太郎氏(68)が不出馬を表明。他にも立候補を模索する動きがある。

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