いよいよ春のゴルフシーズン!「ミパ流」レッスン人気BEST3 清本美波

大注目ルーキー現役女子高生プロの人気回をランキング

厳選! PV上位BEST3のレッスンは?(撮影/小林司)

国内女子ツアーが開幕し、いよいよ春のゴルフシーズンももうすぐそこ! 冬の間にコツコツためてきたゴルフスキルを披露するときがやって来たゾー!! ということで、今回はプロテストでトップ合格を果たし、今季の活躍が期待される清本美波(ニックネームはミパ)のレッスンをおさらい。PV数(ページビュー:閲覧数)の多い順にランキングしたベスト3を発表していく。

【第3位】カチカチバンカーを打つ前に考えるべきこととは?

第3位は、冬場のカチカチに硬まったバンカーが苦手という人をレスキューする回がランクイン。「ヘッドが弾かれてトップしたり、ホームランになったり、チョロを連発したり…。一発でピンに寄せるにはどうしたら良いのか?」というアマチュアゴルファーKさんの質問に、清本は「ボールと一緒に取る砂の量を第一に考える」ことを推奨。砂の量からイメージを膨らます“ミパ流”硬いバンカーの脱出術を指南した。

砂の取る量が少ないときのアドレス

「実際の砂の硬さは、ヘッドを入れてみないことには正確に把握できません。ヘッドの入れ方や抜け方を意識しても、冬場ではその通りになる確率は低い。取り方より取る量をイメージし、それに適したスタンス幅と向きを調整します」

砂の取る量が多いときのアドレス

「基本的にオープンスタンスに構えますが、砂の量を多く取る場合は、スタンス幅はより広く、オープンの度合いも大きくなります。最初からスタンスの幅を決めずに、あくまでも取る砂の量のイメージから逆算して、どういった打ち方だとこのくらいの量が取れるのかを考えて構えています」

ちょっと待った! カチカチバンカーを打つ前に考えるべきこととは? 清本美波

【第2位】「ドライバーはいいのにアイアンがダメ…」の原因と対策は?

第2位は、ドライバー(以下1W)はいいのにアイアンがダメ…、または、アイアンはいいのに1Wがダメ…と、日によってクラブ別に好不調の波がある人をレスキューした回。アベレージゴルファーなら一度は陥る悩みについて、「ティアップした状態とフェアウェイ上で異なるインパクトのタイミングによるもの」と、その原因をずばり回答した。

1Wが不調のときのお勧め練習法(撮影/小林司)

まずは「アイアンはいいのに1Wがダメ」な場合は、最下点以降のフィーリングが合っていない証拠という。「アイアンより加速してもブレにくい構造の1Wでは、持ち球は意識するものの、練習時は目標に向かってストレートに、基本的にシンプルに真っすぐ狙う練習でフォローを整えること」と勧める。

アイアンが不調のときのお勧め練習法(撮影/小林司)

逆に「1Wはいいのにアイアンがダメ」な場合では、最下点に行き着くまでのフィーリングが合っていないことが要因。「1Wより操作性が高いアイアンでは、意図的にフェースやロフト管理への意識を持ち、目標は真っすぐでも弾道はあえて曲線でイメージするべき」と説く。ドローとフェードを打ち分け、曲がり幅を限界まで最大にして目標に戻す練習メニューを教えてくれた。

「ドライバーはいいのにアイアンがダメ…」の原因と対策は? 清本美波

【第1位】“ミパ流”ドロー・フェードの打ち分け方とは!?

ドローとフェードの打ち分け方をレッスンした回が堂々の第1位に! 球筋の変え方はプロによってもさまざまだが、「特に決まった打ち分け方はなく、フェースの開閉の度合いを変えているだけ」という清本。ドローはフェースを横に動かしてフェースの開閉は大きく、フェードは縦に動かして開閉を小さくするイメージを持っていると話した。

ドローのイメージ(撮影/小林司)

フェースを横に動かすドロー弾道では、「振り幅はフェードより大きくなります」と回答。「インパクト時に急激に手を返してフェースの開閉を急激に行ったり、無理にボールを上げようと払い打つ必要はなく、自然とボールをつかまえていくイメージで十分です」

フェードのイメージ(撮影/小林司)

一方のフェード弾道では、「フェースを縦移動させ、意識的に開閉が小さくなるように振る」とドローとは真逆の意識を持つ。「インパクト前後で、フェース面が長くストレートに向き続けるイメージ」と話す彼女は、「ボールの軌道もやや縦長に、ドローより高く上がるように打っています」と、ドロー以上に弾道イメージを強く抱いている様子を見せた。

実はそんなに極端じゃない! ドローとフェードの打ち分け方 清本美波

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