アストロズ・バーランダーが故障者リストで開幕へ 指揮官が発表

日本時間3月6日、アストロズのジョー・エスパーダ監督はジャスティン・バーランダーが故障者リストに登録された状態でシーズン開幕を迎える予定であることを発表した。バーランダーは右肩の不調により調整のスケジュールが2週間ほど遅れており、この数週間はブルペンでの投球練習にとどまっている。シーズン開幕はおよそ3週間後に迫っているが、バーランダーはまだ打者と対戦しておらず、調整が完了するためには時間が足りないとの判断に至ったようだ。デイナ・ブラウンGMは「我々は層が厚い」とエースの穴埋めに自信を示している。

バーランダーは「カレンダー上ではシーズン開幕が迫っているが、自分の身体を信じて、焦らずに準備を進めようと思っている。正しい方法で物事を進めていくだけだ」とコメント。シーズン開幕に向けた調整を開始したあと、右肩の不調が再発していないのは明るい材料であり、「もちろん開幕戦で投げたいし、悔しい気持ちもある。でも、広い視野で物事を考えるようにしている。シーズン最初の1~2週間を除いて、最高の投手になれるように努力しているよ」と前向きに語った。

アストロズにはもともと、バーランダー、フランバー・バルデス、クリスチャン・ハビアー、ホセ・ウルキディ、ハンター・ブラウン、J・P・フランスと6人の先発投手がいたため、バーランダーが離脱しても残りの5人でローテーションを組むことができる。オープン戦ではロネル・ブランコや有望株スペンサー・アリゲッティも好投を見せており、ブラウンGMは「補強は考えていない」と現有戦力による穴埋めに自信を示している。

現在41歳のバーランダーはメジャー18年目の昨季、メッツとアストロズで合計27試合に先発して162回1/3を投げ、13勝8敗、防御率3.22、144奪三振を記録。今季が2年契約の2年目となるが、バーランダーが今季140イニング以上を投げた場合、来季の年俸3500万ドルが保証される。なお、バーランダーが条件をクリアした場合、3500万ドルの半分はメッツが負担することになっている。

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