馬場咲希の最新14本 2モデルの1Wで米国連戦対応へ

いよいよ米国での1年が始まる(撮影/服部謙二郎)

プロとしての主戦場にアメリカ下部のエプソンツアーを選んだ馬場咲希。3月8日(金)開幕の「フロリダナチュラルチャリティクラシック」(フロリダ州、カントリークラブ・オブ・ウィンターヘブン)から3連戦を迎える。彼女がアメリカでともに戦う、最新クラブ14本をチェックしてみよう。

現エースドライバーはブリヂストンの「B-Limited B1 LS」だが、米国挑戦に向けて今年のオフに「B1 ST」と「B2 HT」という2種類のヘッドを試していた。「去年から球筋が変わり、ちょっとドロー系になってスピン量が少なくなっていました。ドライバーの安定性が不安になり、もうちょっとやさしいモデルも試しておこうとなったんです」(ブリヂストンツアー担当)。試打をした馬場は、2つのヘッドの中で一番やさしい「B2 HT」(ロフト9.5度)が気に入った。「スピンがいい具合に入って適正なスピンで飛ばせ、弾道が安定していました」(同担当)

ドライバーはB1リミテッドを継続使用(撮影/服部謙二郎)

2月下旬に沖縄で行われた1日競技のペアマッチ「HEIWA×PGMチャリティゴルフ」では「B-Limited」を使っていたが、米国には「B2 HT」も持っていき、2本の使い分けを考えているという。「体調がいい時などはよく振れるので、ロフト9度のリミテッドでも強い球で飛ばせると思うんです。でも、それをずっと維持するのは大変だろうという話もしています。連戦で疲れてきたら、やっぱりやさしいB2にして、ある程度球を安定させた方がいいはず」(同担当)。米国での連戦、長距離移動による疲労などを考慮した2本体制というわけだ。

ハイブリッドやアイアン、ウェッジなどは昨年から継続だが、米国挑戦に向けて唯一替えたのがボールだ。このオフに、ブリヂストンの新しい「TOUR(ツアー)B X」に変更していた。「馬場プロはいつもティショットでのボール初速を気にしています。新しい『X』はその数値が良かったので気に入ってくれました」(同担当)

クラブの準備は万全。新しい武器を手にし、18歳の挑戦がいよいよ始まる。

最新のクラブセッティング(撮影/服部謙二郎)

<馬場咲希のクラブセッティング>
ドライバー:ブリヂストン B-Limited B1 LS ドライバー(9度)
シャフト:藤倉コンポジット VENTUS BLACK(ベンタスブラック)(6S)

フェアウェイウッド:ブリヂストン ツアーB XD-F フェアウェイウッド(2016年)(3番15度)
シャフト:藤倉コンポジット VENTUS BLACK(ベンタスブラック)(6S)

ユーティリティ:テーラーメイド ステルス2レスキュー(3番19度)
シャフト:藤倉コンポジット TR HYBRID(85S)

アイアン:ブリヂストン 201CB アイアン (4番-PW)
シャフト:日本シャフト NSプロ モーダス3ツアー105 (硬さ:S)

ウェッジ:ブリヂストン BRM2ウェッジ (50度、54度、58度)
シャフト:日本シャフト NSプロモーダス3ツアー105(硬さ:S)

パター:テーラーメイド TP Reserve(リザーブ)B29パター

ボール:ブリヂストン TOUR(ツアー)B Xボール<2024年>

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