「2失点目からはもはや別の試合」ラツィオ指揮官、0-3完敗に沈痛「今夜は私たちが知っているバイエルンだった」

現地時間3月5日に開催されたチャンピオンズリーグのラウンド16第2戦で、鎌田大地が所属するラツィオは、バイエルン・ミュンヘンと敵地で対戦。鎌田は1-0で先勝した第1戦に続き、終盤から途中出場したなか、チームは0-3で敗れ、2戦合計1-3で敗退となった。

立ち上がりは五分五分の展開も、徐々に押し込まれるようになり、39分にハリー・ケインに被弾。これで完全にバイエルンを勢いに乗せてしまい、直後の45分+2分にトーマス・ミュラー、66分に再びケインにネットを揺らされた。

欧州サッカー連盟の公式サイトによれば、マウリツィオ・サッリ監督は試合後、「相手の2点目の後、別の試合が始まった」と切り出し、完敗をこう振り返った。

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「今夜の彼らは私たちが知っているバイエルンだった。このコンペティションでは、このようなチームは全てを出し尽くしてくるが、我々は上手く試合に留まれていた。2失点目を喫したことで、私たちは落胆し、修正できる確信が持てないままドレッシングルームに戻った」

また、守護神のイバン・プロベデルとストライカーのマッティア・ザッカーニもそれぞれ、「最初の失点までは非常にバランスの取れた試合だったが、その後、何かが変わってしまった」「相手のゴールの後、僕たちは少し自信を失い、機会を逸してしまった」と同じような感想を口にした。

失点後に切り替えられず、流れを完全に引き渡してしまったラツィオ。屈指の強豪相手に、もはや勝機はなかった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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