アジアの複数航空会社がマカオ路線への参入に関心示す

マレーシアで開催された「ルートアジア2024」会場の様子(写真:CAM)

 マカオ国際空港運営会社にあたるCAMは3月5日、前月末(2月27〜29日)にマレーシアで開催されたアジア太平洋地域に特化した航空ルート開発イベント「ルートアジア(Routes Asia)2024」に代表を派遣したと発表。

 同社によれば、今年(2024年)2月時点でマカオ国際空港と東南アジア・北東アジアを結ぶ路線ネットワークは18都市、毎週213フライトで、コロナ前と比較した回復率は約40%とのこと。また、今年2月単月の同空港の旅客数は60万人を突破し、コロナの影響が生じて以降の最多だったという。

 今回のイベントでは、各地の航空会社とのネットワーキング及び協力機会の模索を図り、複数の航空会社がマカオ路線のマーケットへの関心や参入意欲を示し、タイの新興航空会社にあたるリアリークール航空がエアバス社製のワイドボディ機を投入してマカオ路線に就航する計画などがあるとした。

 さらに、ネパールとスリランカの航空会社総代理店との交流を経て、今年第4四半期にもプログラムチャーター便の就航が期待されるとしたほか、中長距離路線についてもトルコ航空がマカオ市場への興味と航空会社との協力意向があるとのこと。

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