久保建英は先発フル出場、仏メディア「ボールを持てば最も危険な状況を作り出す」 レアル・ソシエダはPSGに敗れCL準々決勝進出ならず

写真:久保は先発フル出場を果たしたが、ドリブル成功数は0回であった ©Getty Images

レアル・ソシエダに所属する日本代表FW久保建英のプレーを、スペインメディアやフランスメディアが採点している。

現地時間3月5日に行われた、久保が所属するレアル・ソシエダとパリ・サンジェルマン(PSG)のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16の2ndレグは1-2でレアル・ソシエダが敗れた。合計スコアは1-4となり、レアル・ソシエダはラウンド16でCLから姿を消すこととなった。

スペイン『エル・デスマルケ』は久保に対し10点満点のうち“5”点という採点をし、こう評価した。

「パスやボール保持の精度がやや低く、ベストの状態ではなかった。だが、アンデル・バレネチェアがピッチに投入されるまで、チームの攻撃にもっとも影響を与えた選手だった。前半終了間際にはシュートを放ったが、惜しくも枠をを捉えることはできなかった」

また、対戦相手であったPSGが本拠地を置くフランスのメディアからも評価があった。フランス『フット・メルカート』は、久保を10点満点のうち“4.5”点という評価をしたものの、PSGにとって脅威となっていたとしている。

「機敏な日本人ストライカーはゴールネットをなかなか揺らすことができなかった。しかしボールを持てば、レアル・ソシエダのなかではもっとも危険な状況を作り出す選手だった。PSGの組織的な守備に阻まれた1stレグほどバランスを崩してはいなかったが、それでもレアル・ソシエダのゴールの起点となったことは確かだ」

レアル・ソシエダは、現在ラ・リーガでは勝ち点40の7位に立っている。CL圏内の4位アトレティコ・マドリードとは勝ち点差15と、リーグ戦においても苦しい状況が続いている。

そのレアル・ソシエダは、現地時間3月9日にラ・リーガ第28節のグラナダとの試合が控えている。来シーズンも欧州の大会へ出場するために、負けられない試合となる。

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