By 岡崎 慎司,岡崎慎司
岡崎慎司「直接、メッセージを伝えたい」
引退を発表した岡崎慎司。ヨーロッパでプレーを続けながら自身のクラブを日独で運営するなど「日本サッカーの可能性」を体現し続けた。
その成長意欲を支えたのが「dialogue w/」のコンテンツ配信である。多くのスペシャリストと対談し、指導者のスキル、日欧のサッカー比較、組織運営、アスリート論などについて語りあってきた。
「だからこそ、メッセージを」岡崎から、預かった「引退」とその後のメッセージ。
岡崎慎司は、2015年から2019年までプレミアリーグのレスター・シティに在籍し、2016年にはクラブ創設132年で初のリーグ優勝という歴史的なメンバーの一員となった。
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岡崎「自分の生きたいように選手を貫けたのは、間違いなく、最後まで僕を信じて応援してくれたファンの方がいてくれたから」
dialoguew/会員の皆さん、いつもありがとうございます。
すでにクラブのホームページでも発表しましたが、今シーズンでサッカー選手を引退することに決めました。
引退という言葉自体は好きではありません。
でも、次の自分の夢に向かうために区切りをつけたいと思います。
認めたくないけど、認めざるを得ない……。
じつは、体はボロボロでした。ただそれ以上に自分のモチベーションが尽きたことが最大の理由です。
今年4月で38歳になります。ベテランになった選手に1番必要なのは、サッカー選手として続ける覚悟だと身をもって理解しました。
だから、年齢を重ねてもサッカー選手としてクラブから必要とされ、それに応えようと覚悟を持つ選手たちを尊敬します。
選手としてヨーロッパで過ごしてきたなかで、悔しさがそこにはいつもありました。それは今でも忘れないし、忘れたくない。だからこのままでは終われないと思いました。
選手としてのキャリアに満足はできていません。足りない部分が多くて夢には届きませんでした。
だから、次のキャリアでは自分が満足できるところまで行きたい。「dialogue w/」は大きな力と知識を僕にくれました。
まずはヨーロッパで監督としてのキャリアをスタートさせます。
もう一度、イチから積み重ねていきたい。
そこでまた自分が挑戦して、どう変わっていくのか今は楽しみです。
最後に、選手としての自分を最後まで応援してくれていたファンの皆さんに感謝を伝えたいと思います。
僕が自分の生きたいように選手を貫けたのは、間違いなく、最後まで僕を信じて応援してくれたファンの方がいてくれたからだと思います。
引退しても、すぐに僕の戦いは始まります。ヨーロッパで監督として何を成し遂げられるか、まずは飛び込んでみます。
今の僕の心境は、新人のときのようなワクワク感でいっぱいです。
長い時間かけてでも、自分の理想に辿り着くために走ります。
どうか、これからの僕の夢も引き続き応援してください!
岡崎慎司