斜面に「ツクシ」の顔がいっぱい 京都府長岡京市の公園、季節は春に

たくさん姿を見せだしたツクシ(京都府長岡京市長法寺・西山公園)

 季節が行きつ戻りつする三寒四温が続く中、京都府の乙訓地域でもツクシが姿を見せ始めた。長岡京市長法寺の西山公園の斜面では、たくさん顔を出し、春の到来を感じさせている。

 ツクシはスギナの胞子茎。漢字で「土筆」と書くとおり、地面から筆が突き出たような姿で、食材としても好まれる。

 公園を管理する市緑の協会によると、例年に比べ半月ほど早い2月中旬に数本が出たが、霜の影響か胞子の部分が黒ずみ育たなかったという。志水忠弘事務局長は「気温が上がると一気に増えると思うが、摘み取らず観察で楽しんでほしい」と呼びかけている。

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