高校時代を能登で過ごした町田啓太、福島出身の富田望生が「東日本大震災13年 Nスタ つなぐ、つながるSP~いのち~」でナレーションを担当

町田啓太富田望生が、TBS系で3月10日放送の報道特別番組「東日本大震災13年 Nスタ つなぐ、つながるSP~いのち~」(午後3:00)で、ナレーターを務めることが分かった。

群馬県出身の町田は、中学校卒業後に石川・能登にある航空高校に進学。高校3年間をそこで過ごし、在学中の2007年に能登半島地震を経験した。今年の元日に能登半島地震が起きた際は、自身のInstagramを更新してメッセージをつづり、学校関係者ら被災した人たちに思いを寄せた。

一方、富田は福島県いわき市出身で小学5年生の時に東日本大震災で被災。自宅は津波の被害を免れ、同居していた曾祖母も無事だったが、母親は職場から家に戻ることができず、曾祖母と2人で停電した真っ暗な部屋で一夜を過ごした。翌日、福島第一原子力発電所で爆発が起きたことを知り、その後、震災の影響で親族と共に東京へ移住。地元の友人と離れ離れになり前向きになれない日々が続く中、自分を変えるきっかけになればと、俳優を目指すことになった。人生を変えることとなった震災への思いを、昨年に引き続きナレーションに込める。

「いのち」をつなぎ、守る人々の物語を、被災地に特別な思いを抱き続ける2人が、「東日本大震災13年 Nスタ つなぐ、つながるSP~いのち~」のナレーターとして伝えていく今回。番組のMCは、井上貴博アナウンサーとホラン千秋が務める。

町田は「過去、現在、未来を見つめ、今備えておくべきことや考えを視聴者の皆さまと一緒に学ぶきっかけにし、情報を共有できる時間にしたいと思います。真心を込めてナレーションを務めます」とコメント。

富田も「昨年に引き続き、ナレーターを担当させていただくことになりました。自然災害の脅威を突きつけられた今年、この特番が皆さまにとって、あらためて、そして新たに備えるきっかけの一つになりますよう、精いっぱい務めます」とメッセージを寄せている。

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