ついに歴史的一戦が正式決定した。
ボクシングの世界スーパーバンタム級４団体統一王者の井上尚弥（大橋）が３月６日、都内で記者会見し、５月６日に東京ドームで元世界２階級制覇のルイス・ネリ（メキシコ）と防衛戦を行なうと発表。”モンスター”と”悪童”のビッグマッチがついに実現した。
東京ドームでのボクシングの試合は、1990年２月に開催されたマイク・タイソン対ジェームス・ダグラス戦以来、実に34年ぶり。それも、日本人がメインイベントを務めるのは史上初の快挙だ。
さらに、同日は世界タイトルマッチが国内史上最多となる４試合も組まれるほど超豪華な興行に。この日は対戦相手のネリも出席し、両者は早くも火花を散らしていた。
世界のボクシング関係者が注目する一大興行は、Amazon プライム・ビデオにて「Prime Video presents Live Boxing」第８弾として独占生配信される。井上は会見前日、自身のX（旧ツイッター）に記者会見の生配信告知を共有。文面に「なぬ!?」と綴り、伏線を張っていた。
そして、記者会見後に井上は再びXを更新。「【正式発表】５月６日(月)東京ドーム」と記し、東京ドームをバックに対峙する両雄がそびえ立つ４団体王座統一戦の告知ポスターを宣伝した。
無論、日本だけでなく海外を含めたボクシングファンはこの報告を大歓迎。「なんと素晴らしい戦いだろうか」「世界大戦 in JAPAN」「熱いぜ！ 待ってました！」「必ず見届けに行きます！」など、コメント欄は活況を呈した。
井上は昨年12月26日にマーロン・タパレス（フィリピン）を10回KOでリングに沈め、史上２人目となる２階級での４団体王座統一に成功。ネリとの対戦が、まだ正式決定される前は「実力ある選手ですし、スーパーバンタム級でやる中ではターゲットのひとり」と興味ある相手だと認めていた。
さらに東京ドーム開催についても「最大のモチベーション」だと断言。大舞台でのタイトルマッチを熱望し、ついにそれが実現した形となった。
構成●THE DIGEST編集部
