仏大統領、ウクライナ巡り同盟国の「弱腰」不適切と指摘

Jason Hovet

[プラハ 5日 ロイター] - フランスのマクロン大統領は5日、訪問先のプラハで、ロシアの侵攻を受けるウクライナの同盟国が行動を強める時が来たと述べ、欧州で「弱腰にならない」ことが近く適切になるとの見方を示した。

マクロン氏は2月26日にパリで開いたウクライナ支援の国際会合で、同国に欧州諸国の地上部隊を将来的に派遣する可能性を排除しない考えを示し、欧米で波紋が広がった。

マクロン氏はチェコの首都プラハで、自身の発言は変えないとし、「戦略的飛躍」が必要だと訴えた。

ロシアのウクライナ侵攻に関し、攻撃激化の脅威がもたらされるとして「歴史に鑑みて、いま必要とされる勇気を発揮すべき」とフランスもチェコも「十分認識している」と述べた。

同氏はまた、チェコが先月発表した、ウクライナに送る砲弾・弾薬を第三国から迅速に購入する資金の提供計画を支持する考えを強調した。「われわれはこのイニシアチブを支持し、それに貢献する用意がある」と表明した。

オランダは先月、チェコの構想に1億ユーロを拠出すると発表した。

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