快眠のために欠かせない寝具の選び方はとても重要。
購入する時に気をつけたいポイントを眠りとお風呂の専門家、公認心理師の小林麻利子さんに聞いてみました。
3年くらいで買い替えるのがベスト
枕
枕はマットレスと体の間の隙間を埋めるためのもの。硬め、やわらかめなどさまざまな商品がありますが、いろいろ試してみて、自分にフィットするものを選ぶようにしてください。この時大事なのは、枕は長く使おうとせず、3年くらいで買い替えるもの、ととらえること。よく、「枕難民」とか「枕が合わないからいっぱい買った」という話を聞きますが、それでも良いと思います。妥協せず自分に合うものを探してください。
片っ端から寝心地を確認
マットレス
自分に合ったマットレスを選ぶことが重要。マットレスの選び方としては、ネットで情報を見ただけで購入しないことです。ベッドをたくさん扱う大きな家具店に行き、片っ端から横になって実際の寝心地を試してみてください。寝ころんだ時の気持ちよさを確認していくと、「これだ!」と背中で感じるものが見つかるはずです。自分に合うマットレスを知らずに一生を終えるのは非常にもったいないです。良いマットレスに出合うと人生が変わりますよ。
汗を吸い取って外に逃がす
天然素材
天然素材に勝るものはないです。これは冬場も夏場も同じ。冬場の毛布などでウールっぽい触感のポリエステル製品もありますが、天然素材のものとは全然違います。ウール素材のものは汗をきちんと吸い取りながら外に放熱し、保温性を高くしてくれます。夏場に使用する冷感素材のものも、綿や麻など、汗をきちんと外に逃がしてくれる天然素材のものを選ぶようにしてください。というのも、人間は寝はじめてから3時間くらいの間に大量に汗をかき、その汗によって放熱することで体温が下がっていくからです。だから一番は綿や麻、ウール100%のような天然素材のものをおすすめします。
共働きメンバーズに教えてもらいました
快眠するために!私たち、こんな工夫をしています
寝つきを良くするため、気持ちよく眠るため…シティ世代のみなさんがそれぞれ工夫していることを聞きました。その結果、約7割が何かしらの工夫をしていると回答。
※シティリビングWebで2024/2/2~2/9アンケートを実施。有効回答数82
「ベネクス」というリカバリーウェアのパジャマを買いました。あとは西川の「エアー」のマットレスをずっと使っていますが、起き上がった時にしんどくないところが気に入っています。「じぶんまくら」という、自分の頭の高さに合った枕を作ってもらったこともあります(服部智惠さん)
枕に凝っていて、硬め、やわらかめなど、10個以上は持っています。枕が合う・合わないで寝起きの感覚がぜんぜん違うんですが、日によってフィットするものが変わるので、今日はこれがベストかな?というものをいろいろ試しています(藤部琢子さん)
夕飯後からは部屋の明かりを落として、ナイトモードに。それでも寝付けない時は、リラックスするために「めぐりズム 蒸気でホットアイマスク」を使っています(T・Mさん)
「ゆたぽん」であったかくして寝る、または布団乾燥機であったかくする。子どもはその日のお気に入りおもちゃを1つ持ってきて、枕元に置いたりしています(M・Mさん)
無印良品のアロマオイルを使っていますが、とてもよい香りでリラックスできます。娘はアイマスクを愛用しています。良い夢が見られるらしいです(F・Nさん)
私とパートナーで、お互い自分の好みに合う枕を使用しています。また、「あずきのチカラ」を肩甲骨あたりに敷いて寝ると、気持ちよく眠れます(I・Mさん)
以前は加湿式空気清浄機を使用していましたが、睡眠時に口が乾燥して起きてしまうことがあったので加熱式の加湿器を購入したら、快適に睡眠できるようになりました(K・Eさん)
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