台湾で人気集め続けるドラマ「宮廷の諍い女」に、全国政協委員が言及―香港メディア

中国北京で4日、中国人民政治協商会議第14期全国委員会(全国政協)第2回会議が開幕した。香港メディアの香港01は5日付記事で、全国政協委員で北京人民芸術劇院院長の馮遠征(フォン・ユエンジョン)氏が台湾で人気を集め続けているドラマ「甄嬛伝(邦題:宮廷の諍い女)」について、「両岸の文化のつながりを示すもの」と語ったことを伝えた。

中国で2011年から12年にかけて放送され大ブームを巻き起こした「甄嬛伝」は、清朝・雍正帝の後宮を舞台に、スン・リー(孫儷)演じる甄嬛ら妃嬪が繰り広げる争いを軸に描いた宮廷愛憎劇だ。

記事は「台湾で12年に初放送された『甄嬛伝』は大きな反響を呼んだ」と述べて、最終話の視聴率がテレビ局の長年の記録を破ったことや、作品に登場する名ぜりふが台湾中で大流行したことを紹介。さらに今年の春節(旧正月)期間中、台湾のテレビ局が同作品を「マラソン配信」したことも取り上げている。

記事によると、俳優として映画「非誠勿擾(邦題:狙った恋の落とし方)」などの代表作を持つ馮氏は4日に受けた取材で「(台湾での『甄嬛伝』人気は)まぎれもなく両岸の文化のつながりを示すものだ」と発言。また、「何の障害もない」として言葉や文字の通じ合いにも言及した。(翻訳・編集/野谷)

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