ユ・アイン、髪を短く切った姿で第3次公判へ…17年来の知人が証人尋問のため出席

写真=Newsen DB

俳優のユ・アインが3回目の公判でも前回の公判と同様に、大麻とプロポフォール投薬など一部の疑惑のみを認めた。

5日午後、ソウル瑞草(ソチョ)区ソウル中央地方裁判所刑事25-1部で、麻薬類管理に関する法律違反(向精)などの疑いで起訴されたユ・アインと彼の知人であるチェ氏に対する3回目の弁論期日が開かれた。

ユ・アインは同日、髪を短く切り、上着から靴まで黒で統一した装いで裁判所に現れた。彼は疑惑に関する記者たちの質問には答えず、黙々と会場へ向かった。

3回目の公判でも彼は、1回目と2回目と同様に、大麻喫煙やプロポフォール投薬など、容疑の一部のみを認めた。大麻喫煙教唆、証拠隠滅教唆、海外逃避などの疑いに対しては否認した。

彼の法定代理人は前回の公判で「ユ・アインは芸能人として人々の関心を浴びる人生を生きてきて、長い間うつ病とパニック障害、睡眠障害を患ってきた」とし「様々な医療施術を受ける過程で睡眠麻酔剤に依存するようになり、そのような状況で投薬がなされたことは全て認める」と主張した。

続けて「施術とともに睡眠麻酔剤を処方されただけで、睡眠麻酔剤のみを処方された事実はない。どのような種類の睡眠麻酔剤を選択するかは担当医師の専門的な判断の下で行われた」とし「公訴事実は多くの部分が誇張されたり、事実と異なる点が存在する」と強調した。

3回目の公判では、ユ・アインと17年間親しく過ごしてきた知人であるファッションブランド代表A氏に対する証人尋問が行われた。A氏はユ・アインの証拠隠滅教唆の疑いと関連した証人として召還された。

検察がA氏の携帯電話をフォレンジック(保存されている文書ファイルやアクセスログなどから、犯罪捜査に有効な法的証拠を探し出すこと)した公訴資料によると、A氏は2021年から2023年まで睡眠剤のスチールノックス錠を処方された。特に、ユ・アインの要請で彼の実姉の名義でスチールノックス錠を処方されたことが分かった。A氏は睡眠剤の代理処方が刑事処罰の対象になることを事前に認知できなかったと主張した。

その他にもA氏は、ユ・アインが警察の家宅捜索を懸念し、自身に携帯電話の内訳の削除を頼んだことはないと述べた。YouTuberのB氏に送金した資金も海外逃避の目的ではなく、経済的に厳しい状況にあったB氏を支援するための広告費の名目だったと話した。

ユ・アインは2020年9月から2022年3月まで、ソウル一帯の病院で美容施術目的の睡眠麻酔を口実に、プロポフォールを181回にわたり常習的に投薬した疑いが持たれている。また、2021年5月から2022年8月まで44回にわたり、他人の名前で睡眠剤を違法処方されて購入した疑いも持たれている。

4回目の公判は5月14日に行われる予定だ。

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