はんが甲子園、念願の舞台で上位目指す 盛岡・杜陵高定時制

はんが甲子園の本選に出場する(左から)日野優海さん、立沢知季さん、佐藤雛歌さん

 盛岡・杜陵高定時制(三田正巳校長、生徒95人)美術・イラスト部の3人は、新潟県佐渡市で16~20日に開かれる第24回全国高校版画選手権大会(はんが甲子園)の本選に出場する。個性を生かした作品で予選を突破し、念願の舞台をつかみ取った。技術を高めようと日々練習に励み、上位入賞を目指す。

 3年の佐藤雛歌(ひなか)さん、2年の立沢知季(ともき)さんと日野優海さんが挑む。本選には、15府県の23校44チームが応募した予選を経て選ばれた14チームが出場。佐渡島を題材にしたテーマが当日に発表され、チームごとに島内を巡り、感じた魅力などを長辺86センチ、短辺55センチ以内の木版画で表現する。

 佐藤さんと日野さんは昨年も挑戦したが補欠となり、あと一歩のところで本選に届かなかった。「リベンジ」を果たすべく、普段は絵画を中心に取り組む3人の持ち味も生かした作品で予選に臨んだ。

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