消防隊員死亡の静岡市ビル火災…元消防隊員が会見で市の「安全性より効率性優先させた」との検証結果に反論

2022年、静岡市で消防隊員が死亡したビル火災について、消火活動を行った元隊員が会見を開き「安全性より効率性を優先させた」とする市の検証結果に反論しました。

2022年8月、静岡市葵区呉服町のビルで火災が発生し、消火活動をしていた駿河消防署の消防士の男性が死亡しました。2023年、市の事故調査委員会は、命綱であるロープを使わずに火災現場に進入したことについて「安全意識が欠如していた」と結論付けていました。これについて6日、現場で消火活動を行った元消防隊員が会見を開いて反論しました。

(元消防隊員)

「なぜ(命綱などを)使用しなかったのか、今の時代にそぐわない方法であり、安全でもなければ合理的な証明もされていないからです」

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