「本当に何様」『逃走中』制作会社、マンション封鎖で怒る住民に驚きの「慢心」発言で集まる嫌悪感

東京・台場のフジテレビ社屋(写真・AC)

フジテレビ系の人気ゲームバラエティ番組『逃走中』などを手がける制作会社が大炎上している。

きっかけは、とある男性の、Xへのこんなポストだった。

《フジテレビの『逃走中』かなんか知らんが、撮影でおれの家の入口を塞ぐわ、敷地を勝手に使うわ、公道の歩行者通行を妨害するわで、道路使用許可証見せてくれつーたら、、、許可されたのと違う場所を占有してるし…指摘しても無視して撮影続けるし。メディアの傲慢さが生き残っていることを確認》

3月2日に投稿されたこのポストは、1771万回を超えるインプレッションを記録。コメント欄についた《警察に電話すべきです。責任者が書類送検されます》とのリプに、ユーザーは《しました!》と返信。ほかにも、テレビ番組の制作会社の傲慢さを指摘する体験談や、声であふれた。

「投稿した男性に取材した『まいどなニュース』によると、撮影があったのは3月2日の午後1時ごろで、現場は都内のオフィス街。男性がマンションに入ろうとすると、出入口に撮影機材などが置かれ、なかに入れない状態だったそうです。

男性が道路使用許可書を確認すると場所がズレていたことから、撮影の一時中止を要請。すると、あろうことか、『みんなの道路だから撮影してもいいんです』『一般の方々と我々は違うんです。静かにしてください』などと言われ、撮影はそのまま続行。

通報により警察官が到着したことで、午後1時半ごろに撮影は終了。男性は『謝っとけばいいんでしょ、という感じに傲慢さを感じました』などと語っています」(週刊誌記者)

このことが報じられると、ネット上では、

《住人の苦情を無視して撮影を続行するとはびっくりを通り越す もう本当に何様なのかw》

《フジテレビのロケスタッフにあまり良いイメージがない。月九の撮影で住宅街使っていて、道路も封鎖するわ、ただ自分の家に向かってるだけなのにめちゃくちゃ偉そうに早く歩け!みたいに言われてこの人たちは一体なんなんだろうと思いました。別のドラマのときもフジテレビで、やはり同じような対応でした》

《「一般の方々と我々は違うんです。」この部分はテレビ業界の慢心ですね。絶対余罪がありますね。全国そこら中でロケはやっているが、これまで1000回はこの文句を使ってるでしょうね》

《「一般の方々と我々は違う」とかいったら、法的根拠を求めるね》

など、制作会社スタッフへの批判の声が殺到。特に「一般の方々と我々は違う」という言い方に強い嫌悪感を抱いた人が多かったようで、SNSには、「一般の方々と我々」がトレンド入りする事態となった。

こうした騒動を受け、制作会社は事実を認め、番組名など撮影内容の詳細は差し控えるとしたうえで、近隣住民に迷惑をかけたことを認めて謝罪。「今後このような事のないよう制作スタッフ一同、徹底してまいります」とコメントした。

テレビが“娯楽の絶対王者”ではなくなって久しいいま、番組制作者のおごりなど、ただの勘違いでしかない。

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