『ザ・ホエール』でアカデミー賞を獲得したブレンダン・フレイザー主演、日本人監督のHIKARIがメガホンを取る『Rental Family（原題）』に、ドラマ『Pachinko パチンコ』や『モナーク：レガシー・オブ・モンスターズ』、映画『ケイト』などに出演する山本真理が出演することがわかった。Varietyが報じている。
配給権を獲得したサーチライト・ピクチャーズによると、本作は東京で暮らす落ちぶれた俳優が、形ばかりのアメリカ人男性として日本のレンタル・ファミリー会社に雇われ、他人の人生の中で演じることを通して、思いがけず自分自身を発見していく姿を描くドラマ。
メガホンを取るHIKARIは、日本語作品のデビュー作『37セカンズ』で、2019年ベルリン国際映画祭パノラマ部門観客賞・国際アートシアター連盟賞を受賞。パートナーの撮影監督スティーヴン・ブレイハットとともに脚本も手掛ける。
IMDbによると山本は、日本生まれでイギリスと日本で育ち、国際基督教大学で国際関係学を学んだのち、ニューヨークのリー・ストラスバーグ・シアター＆フィルム・インスティテュートで演技を学んだそう。AppleTV＋のオリジナルドラマ『モナーク：レガシー・オブ・モンスターズ』でカート・ラッセルらと共演したほか、エミー賞ノミネートの『Pachinko パチンコ』では、オスカー女優のユン・ヨジョンと共演している。
『Rental Family』は、来週から東京で撮影を開始、公開日程については改めて発表するとしている。
