「日本には30回以上来ている」第一便はほぼ満席 10億円超えの経済効果見込む 松山-台北の定期直行便、4年ぶりに再開

観光業の活性化に期待が高まります。新型コロナの影響で運休が続いていた松山と台湾・台北市を結ぶ定期便の運航が、6日、4年ぶりに再開しました。

松山空港に降り立った緑色の飛行機。松山と台北を結ぶ台湾・エバー航空の直行便です。

新型コロナの影響で2020年2月から運休が続いていましたが、6日4年ぶりの再開に漕ぎつけました。

台北からの第一便はほぼ満席で、およそ180人が搭乗。到着ロビーでは、中村知事や国際交流を学ぶ大学生らが乗客を出迎えました。

(男性の乗客)
「癒されに来た。日本には30回以上来ている。特に温泉と日本酒(が好き)」
(女性の乗客)
「神社!お守りを買いたい。(日本は)人が優しい、風景は美しい、食べもの美味しい」

また、6日は定期便の再開を記念した式典が開かれ、観光関係者のほかエバー航空の孫嘉明社長も出席。

中村知事は改めて国際線を活用した観光業の活性化に意欲を示しました。

(中村知事)
「ファンになってもらえるよう、オール愛媛でお迎えをしたいと思うし、愛媛県から台湾へこの路線を活用して渡航する人たちが増えるよう、我々も全力を尽くすことを約束する」

松山-台北線は水曜、日曜の週2往復運航されるほか、桜の開花シーズンにあたる今月20日から来月末までの期間は、週4往復に増便されます。

県は、定期路線の再開で、年間11億6800万円の経済効果を見込んでいるということです。

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